【スシロー】年１回の連続休業日を継続へ「店長の要望強かった」

　スシローグローバルホールディングスの水留浩一社長は１８日の会見で、回転ずし「あきんどスシロー」の国内のほぼ全店にあたる約５００店で実施した２日連続の休業について、「１年に１回は２日連続の休業日を最低でもやりたい」と述べ、継続的な取り組みとする方針を示した。

　あきんどスシローは年中無休の看板を掲げる回転ずしの最大手。全国展開を行う中で初めてとなる一斉休業は「業績が堅調な中、店長などへのアンケートで要望が強かった」（水留氏）ことから、働きやすい環境づくりの一環として商業施設内で営業する１１店を除く約５００店で５、６の両日に行った。

　一斉連休にしたことで、社員同士のコミュニケーションの時間が取れたり、１日だけの休業と比べて休日をきちんと活用できたりしたと水留氏は効果を強調する。２日休業による機会損失は数億円に上るが「安定的に成長していくことが企業として重要で、（今回の全店休業が）継続性の担保にはポジティブに効く」との考えを示した。