販売国は日本、欧州、英国、インド、マレーシア、オーストラリア。7月21日にグローバルでの販売が始まり、日本での発売は8月を予定。価格は6万9800円(税込み)。
Nothing Phone (1)
最大の特徴は背面がシースルーになっており、400を超える内部のパーツが見えるようになっていること。精巧なプロセスを要したというこの構造は、主に4層(フレキシブル回路、LEDビーズ、接着剤、フィルム)で構成されている。ニューヨーク地下鉄路線図を手掛けたマッシモ・ヴィネッリ氏などのアーティストからインスピレーションを受けており、数多くの複雑なパーツをきれいに並べたという。
その中にある厚さわずか0.48mmのミニLED974個が着信、通知と連動して光る仕掛けで、同社はこれを「Glyph interface」と呼称する。例えば、相手によって光る部分を切り替えることができ、誰からの連絡なのかが背面を見てもすぐに分かるようになっている。着信、通知の他にも充電ケーブルを挿した際には白く、動画録画中には小さな赤色LEDが点灯する。
https://image.itmedia.co.jp/mobile/articles/2207/13/l_rk1640414_nothingphone1-02.jpg
背面は透明で400を超える内部のパーツが見える
Nothing Phone (1)は着信や通知に連動し背面LEDが光る – YouTube(動画は限定公開になっているので元ソースから飛んで下さい)
https://www.youtube.com/watch?v=B-5q_JL1Uv0
Nothing Phone (1)の背面LEDが光る様子
サイドフレームには100%リサイクルされたアルミニウムを、プラスチック部品にはバイオベースかポストコンシューマーリサイクルの材料を50%以上も採用し、環境への配慮もアピールしている。
背面のカメラモジュールについては「本当に必要な数だけに絞った結果」(同社)デュアル構成となっている。メインカメラは5000万画素のソニーIMX766センサー(1/1.56型)、視野角114度の超広角カメラは5000万画素のサムスン電子JN1センサー(1/2.76型)をそれぞれ採用している。撮影モードはスローモーション、タイムプラス、ポートレート、ナイト、パノラマ、マクロ、エキスパート(マニュアル)を備える。インカメラはソニーIMX471(1/3.1型)の1600万画素となっている。
ディスプレイは6.55型(1080×2400ピクセル)の有機ELを採用。HDR10+をサポートし、ピーク輝度が1200ニト、タッチサンプリングレートが240Hzとなっている。コンテンツに応じてリフレッシュレートが自動で60Hzから120Hzに変更可能なモードを備える。ベゼル幅は上下左右、均一になっている。
https://image.itmedia.co.jp/mobile/articles/2207/13/l_rk1640414_nothingphone1-03.jpg
6.55型の有機ELディスプレイを搭載する
>>2 へ続く
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ニュースリリース
https://jp.nothing.tech/
2022年07月13日 00時30分 公開
ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2207/13/news023.html
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