【起業】韓国の起業家、失敗を恐れない…起業家精神も９位

韓国の調査実行機関の創業振興院は、ＧＥＭの調査基準に基づき、昨年８〜１０月に専門家７１人と一般成人２０００人（満１８〜６４歳）を対象に対面・電話・オンライン方式で調査した。国家専門家調査（ＮＥＳ）は、創業生態系の分野別諸条件の指標別指数と国家別順位を選ぶ調査で、世界４４カ国が参加した。分野別指数を合算した韓国の企業家精神指数は５．４９点で、９位を記録した。１５位を記録した昨年より６ランク上昇した。

◆「韓国、創業失敗への恐れが最も低い」

製品と市場の変化速度が早いかを見る「市場の原動力」は対象国家の中で１位（７．９点）を、「政府政策の妥当性」は６．２点で５位を記録した。昨年、低評価を受けた「大学以上の起業家精神関連教育と訓練が適切かつ十分か」については、前年より１９ランク上昇（２２位）し、「市場の開放性」と「技術移転支援」などの項目では、それぞれ１３ランク、６ランク上昇した。

４３カ国が参加した一般成人調査（ＡＰＳ）は、創業の社会的価値と個人的認識、創業活動状態を構成する主要指標別指数と国別順位で構成された。「失敗に対する恐れ」は、昨年に続いて全対象国家の中で最も低い４３位で、韓国の創業者が失敗を最も恐れていなかった。成功した創業者の社会的認識水準は前年より１．７％ポイント上昇した８７．７％（７位）、職業選択で創業を希望する割合も２．３％ポイント上昇し、５６．６％を記録した。青年層（１８〜３４歳）の初期創業活動も昨年１７．７％から１９．５％に増えた。

ことし、新規に調査した「新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）の影響」の項目では、「コロナにより事業を中断した知人を知っている」という回答が３４．２％（３０位）、「事業を新たに始めた知人を知っている」という回答が２０．８％（２２位）だった。中小ベンチャー企業部の姜聲千（カン・ソンチョン）次官は「昨年、新型コロナにも関わらず韓国の創業・ベンチャー企業の挑戦精神と最近到来した第２のベンチャーブームを国際的な研究調査でも確認できた」とし、「３大新産業（システム半導体、バイオヘルス、未来の車）と非対面分野など新産業を営むスタートアップ・ベンチャーを集中的に支援し、ベンチャー投資を拡大する」と述べた。
https://japanese.joins.com/JArticle/278420